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段をとるなら「稽古が強い」剣士になろう [昇段審査について]

試合が強い剣士。

稽古が強い剣士。

どちらの剣士のほうが将来性があると思いますか?
答えは後者です。
最初の方の記事にも書きましたが、稽古では常に正しい剣道を目指してください。
打たれてもいいから、正しい剣道を目指しましょう。
自分は打たれずに相手を打とうとする考えは捨てましょう。
それは、相手が何段であっても同じです。
"分を争う"稽古はしないようにしましょう。
稽古に"地"がある剣士は、将来性のある剣道になり、じわじわ力がついてきます。

さらに、高段位を受ける方はもう一つ考えてみてください。
審査員の方々は、ほとんどが剣道界のトップクラスの先生です。
その方々たちが考える「いい剣道」とはどのような剣道だと思いますか。


気持ちが入っていないがムダのない剣道。

必死な気持ちが入っているが荒削りな剣道。


これも答えは後者です。
これは人間の心情でもあると思いますし、
審査員は100点の剣道を求めているわけではないからです。
「当たらないと合格できない」と思うと、有効打突にこだわりすぎてしまいます。
もちろん、そういった技が出れば合格には近づきますが、
部位をとらえていなくても合格している人たちはいます。
問題は"雰囲気"です。
その段位にふさわしい雰囲気があるか。
構え方や道具のつけ方にしてもつながっているのです。

例えばこのような方がいたとします。

相手を下がらせる勢いや雰囲気・攻めがあった。
その後、相手の出に対して合わせたが部位をとらえることはできなかった。

これは、試合では一本になりませんが、しっかりと技に体が乗っているものです。
完璧ではありませんが十分プラスの要素がありますよね。
もし自分が審査員ならと考えてみてください。
この方に×をつけるでしょうか。
こういったことを考えるのも、社会人の方にとって非常に勉強になりますよ。
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