稽古は審査のリハーサル [昇段審査について]
舞台俳優は、十分なリハーサルを行ったうえで演技します。
そうすることで、舞台に立った瞬間、笑ったり泣いたり出来るのです。
その演技は観客の心を動かします。
剣道も同じです。
段位を受審するときに審査員の心を動かせるよう、十分リハーサルしてください。
そのひとつは、ひとり稽古です。
稽古は、常に相手がいないとできないわけではありません。
「面を打ってきた相手に自分が面を合わせる」
というような想定をして、打ち込み台を相手に稽古をしましょう。
注意点は、台が相手でも対人競技を意識することです。
相手が動いたことを想定した稽古を心掛けてください。
また、普段の稽古から審査を想定した稽古を行うよう心掛けましょう。
例えば、自分の技が決まったとします。
となると、もう一本決まれば合格するかもしれない状況が生まれます。
そういうことを想定し、相手に出てこさせるため、"技前"に力を注ぎます。
そうすれば、たとえ相打ちであっても悪い結果にはならないと思います。
逆に「もう一本技を決めよう」と前に前に出て空振りを繰り返すと、
審査員には「先ほどのはまぐれだろう」という印象を与えてしまうと思います。
どちらの方が審査で合格するでしょうか。
審査で良い結果を残すための稽古をするように心掛けましょう。
最後に、稽古では、毎回テーマを設定して臨みましょう。
正しい剣道をする。
これを曲げてしまうと、合格の道への遠回りになります。
相手に打たれても、何をされようと、「これをする」と決めたことができれば、
その日の稽古は実を結びます。
そうすることで、舞台に立った瞬間、笑ったり泣いたり出来るのです。
その演技は観客の心を動かします。
剣道も同じです。
段位を受審するときに審査員の心を動かせるよう、十分リハーサルしてください。
そのひとつは、ひとり稽古です。
稽古は、常に相手がいないとできないわけではありません。
「面を打ってきた相手に自分が面を合わせる」
というような想定をして、打ち込み台を相手に稽古をしましょう。
注意点は、台が相手でも対人競技を意識することです。
相手が動いたことを想定した稽古を心掛けてください。
また、普段の稽古から審査を想定した稽古を行うよう心掛けましょう。
例えば、自分の技が決まったとします。
となると、もう一本決まれば合格するかもしれない状況が生まれます。
そういうことを想定し、相手に出てこさせるため、"技前"に力を注ぎます。
そうすれば、たとえ相打ちであっても悪い結果にはならないと思います。
逆に「もう一本技を決めよう」と前に前に出て空振りを繰り返すと、
審査員には「先ほどのはまぐれだろう」という印象を与えてしまうと思います。
どちらの方が審査で合格するでしょうか。
審査で良い結果を残すための稽古をするように心掛けましょう。
最後に、稽古では、毎回テーマを設定して臨みましょう。
正しい剣道をする。
これを曲げてしまうと、合格の道への遠回りになります。
相手に打たれても、何をされようと、「これをする」と決めたことができれば、
その日の稽古は実を結びます。
段をとるなら「稽古が強い」剣士になろう [昇段審査について]
試合が強い剣士。
稽古が強い剣士。
どちらの剣士のほうが将来性があると思いますか?
答えは後者です。
最初の方の記事にも書きましたが、稽古では常に正しい剣道を目指してください。
打たれてもいいから、正しい剣道を目指しましょう。
自分は打たれずに相手を打とうとする考えは捨てましょう。
それは、相手が何段であっても同じです。
"分を争う"稽古はしないようにしましょう。
稽古に"地"がある剣士は、将来性のある剣道になり、じわじわ力がついてきます。
さらに、高段位を受ける方はもう一つ考えてみてください。
審査員の方々は、ほとんどが剣道界のトップクラスの先生です。
その方々たちが考える「いい剣道」とはどのような剣道だと思いますか。
気持ちが入っていないがムダのない剣道。
必死な気持ちが入っているが荒削りな剣道。
これも答えは後者です。
これは人間の心情でもあると思いますし、
審査員は100点の剣道を求めているわけではないからです。
「当たらないと合格できない」と思うと、有効打突にこだわりすぎてしまいます。
もちろん、そういった技が出れば合格には近づきますが、
部位をとらえていなくても合格している人たちはいます。
問題は"雰囲気"です。
その段位にふさわしい雰囲気があるか。
構え方や道具のつけ方にしてもつながっているのです。
例えばこのような方がいたとします。
相手を下がらせる勢いや雰囲気・攻めがあった。
その後、相手の出に対して合わせたが部位をとらえることはできなかった。
これは、試合では一本になりませんが、しっかりと技に体が乗っているものです。
完璧ではありませんが十分プラスの要素がありますよね。
もし自分が審査員ならと考えてみてください。
この方に×をつけるでしょうか。
こういったことを考えるのも、社会人の方にとって非常に勉強になりますよ。
稽古が強い剣士。
どちらの剣士のほうが将来性があると思いますか?
答えは後者です。
最初の方の記事にも書きましたが、稽古では常に正しい剣道を目指してください。
打たれてもいいから、正しい剣道を目指しましょう。
自分は打たれずに相手を打とうとする考えは捨てましょう。
それは、相手が何段であっても同じです。
"分を争う"稽古はしないようにしましょう。
稽古に"地"がある剣士は、将来性のある剣道になり、じわじわ力がついてきます。
さらに、高段位を受ける方はもう一つ考えてみてください。
審査員の方々は、ほとんどが剣道界のトップクラスの先生です。
その方々たちが考える「いい剣道」とはどのような剣道だと思いますか。
気持ちが入っていないがムダのない剣道。
必死な気持ちが入っているが荒削りな剣道。
これも答えは後者です。
これは人間の心情でもあると思いますし、
審査員は100点の剣道を求めているわけではないからです。
「当たらないと合格できない」と思うと、有効打突にこだわりすぎてしまいます。
もちろん、そういった技が出れば合格には近づきますが、
部位をとらえていなくても合格している人たちはいます。
問題は"雰囲気"です。
その段位にふさわしい雰囲気があるか。
構え方や道具のつけ方にしてもつながっているのです。
例えばこのような方がいたとします。
相手を下がらせる勢いや雰囲気・攻めがあった。
その後、相手の出に対して合わせたが部位をとらえることはできなかった。
これは、試合では一本になりませんが、しっかりと技に体が乗っているものです。
完璧ではありませんが十分プラスの要素がありますよね。
もし自分が審査員ならと考えてみてください。
この方に×をつけるでしょうか。
こういったことを考えるのも、社会人の方にとって非常に勉強になりますよ。
不合格で自分の剣道は良くなっていく [昇段審査について]
ここでは、昇段審査について書いていきます。
上位の有段者の方でも、全て一発で合格してきたわけではないでしょう。
何度も何度も不合格を経験してきているのです。
これから受ける皆さんも、受審した回数は気にする必要はありません。
落ちるたびに自分の剣道を良くしていけばいいのです。
ただ、「受け続けていればいつかは合格する」という思いでは、
もしその段に合格しても次の段で苦しむでしょう。
合格のために稽古を増やすのであれば、
直すべきところを直すように考えながら稽古をしましょう。
直すべきところ(落ちた理由)を考え、克服していくのです。
それが良い剣道につながります。
そのためには自分で考えるのも良いですが、
信頼できる周りの人に自分から尋ねるのが良いでしょう。
本人から尋ねない限り、周りの人は言ってくれません。
稽古を重ねて良い剣道になってくれば、段は後からついてくるでしょう。
上位の有段者の方でも、全て一発で合格してきたわけではないでしょう。
何度も何度も不合格を経験してきているのです。
これから受ける皆さんも、受審した回数は気にする必要はありません。
落ちるたびに自分の剣道を良くしていけばいいのです。
ただ、「受け続けていればいつかは合格する」という思いでは、
もしその段に合格しても次の段で苦しむでしょう。
合格のために稽古を増やすのであれば、
直すべきところを直すように考えながら稽古をしましょう。
直すべきところ(落ちた理由)を考え、克服していくのです。
それが良い剣道につながります。
そのためには自分で考えるのも良いですが、
信頼できる周りの人に自分から尋ねるのが良いでしょう。
本人から尋ねない限り、周りの人は言ってくれません。
稽古を重ねて良い剣道になってくれば、段は後からついてくるでしょう。